初心者指導法 統一試案

                             昭和57年2月27日

準備 
 場所:平坦地、障害物がない所で人通りが少ないこと
 用具:身体に合わせて調節できる自転車(20, 23.5, 24 インチ)空気圧が十分であること
   注)26インチは、初心者にとって操作が難しい
   サドル・ペダル・ハンドル等を調節できる工具
      モンキーレンチ(150mm),スパナ(13,14mm),ペダルレンチ(15mm),アーレンキー(5,6mm)
   ゼッケン(人数が多い場合必要) 救急医薬品
 募集:対象者を明確にする(性別・年齢・人数)
 服装:運動に支障のないこと。運動靴・手袋
   注)手袋を持っていない人のために軍手を若干用意したほうが良い

指導
 第一ステップ(自転車に慣れる)
  1. 自転車の種類の説明(簡単に)        幼児車,子供車,軽快車,実用車,ミニサイクル等
  2. 自転車の大きさと選択(練習用)
    スタンドを外してまたぎ、両足が地面に十分に付くように調整できる物
  3. 自転車各部の名称と働きについての説明
    ハンドル・サドル・ブレーキ・ペダル・スタンド等
 注)ブレーキは、操作方法についても説明する
  4. ブレーキ操作の説明             ブレーキ操作の順序を間違えないように教える
  5. 両ペダルを外し両手でハンドルを持ち直進、S字、8の字に押して歩く
                         ペダルを外した方が初心者には扱いやすい
                         押し歩きは常に自転車の左側で行う
   ハンドル・前ホークの形から直進性、立ち直りについて実演して説明する
                         出来るだけ自転車から離れないで目線は進行方向
   Uターンの際にブレーキ操作の練習をする

 第二ステップ(ペダルを外した自転車でのバランス取り)
  1. ペダルを外した自転車に左側から跨る     サドル位置・高さの確認
    女性の場合、サドルは「やや下向き」にした方が良いと思われる
    左側から乗車することは左側通行・安全上の理由から習慣付けさせる
  2. 肩のカを抜き、ハンドルは軽く握り、視線は水平前方を見る。
    初心者は、身体に力が入りがちで前輪のあたりを見る傾向がある。
    下を見ているとバランスが取りにくい。
  3. ブレーキ操作の再確認            この段階では後フレーキだけの使用でも良い。
  4. 両足を交互に、歩く様にして地面を蹴って前進する。
    ある程度のスピードが必要であり、ブレーキで必ず止まれることを説明する。
  5. 自転車が止まるまで足を書かないようにしてバランスを取る。
    なるべく長い間、続くようにする。上手にできたらほめるように
  6. 向きを変える際は、フレーキを使って止まる練習をする。
                         止まる時には左足を着く。

 第三ステップ(ペダルを付けた状悪でバランスを取る。)
  1. ブレーキ操作の再確認
                         停止の際フレーキをかけて停止する直前に足をつく。
  2. 右ペダルだけを付けて右足で1こぎして前進し、バランスをとる練習
    自転車が止まるまで足を着かないように。なるペく長い間続くようにする。
  3. 左ペダルを取り付けて右足でこぎ出したら左足をペダルにのせる練習
    足元をみないでスムーズに足がペダルに乗るように。両足が乗ったらこいでみる。

 第四ステップ(ペタルをこぐ)
  1. スタンドを立てる。(安定したベダリングが出来ない場合の練習)
  2. スタンドを立てた状意でまたがりペダリングの練習をする。
                         サドルの高さを少し上げて調整する。 正しい足の位書を教える。
  3. スタンドを上げてペダルをこいで走りだす。  スタートする時の視線に注意
  4. 走り出して左足がペダルに乗ったら両足でこぐ。
  5. ブレーキの練習               スピードの調節をする。

 第五ステップ(ハンドル操作)
  1. スラローム練習               ライン等の目印を使う。曲がる方向を見る。
  2. 障害物をよける               ハンドルは、曲げるというよりも、体重の移動や                            身体を傾けることによって自然に曲ることが出来る。

注) この資料は、TCAの指導者の間で相互に意志統一をするために作成したものです。
 自分で実行する場合には、十分に理解して事故のないように行ってください。特に工具の使用、整備については地元の自転車屋さんで確認してもらうことも検討しましょう。
 また、準備運動も忘れないように。




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